【過去対応事例紹介】某学校法人向けサーバー構築・メンテナンス事例

目次

1. プロジェクト概要

案件名: 某学校法人(大学)向けウェブサイトのサーバー構築およびメンテナンス
クライアント: 某学校法人(大学)
公開URL / 期間: 非公開

2. 依頼内容・課題

クライアントからの主な依頼内容・課題は以下の通りでした。

  • 突発的なアクセス増加にも耐えられるスペックで構築したい。
  • ランニングコストをできるだけ抑えたい。
  • CMSが静的HTMLを生成する仕様のため、CMSサーバーとWebサーバーを分けて運用する形を採用したい。

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3. 提供したソリューション

  • VPS環境でのサーバー構築
    CMS用サーバーとWebサーバーの両方をVPSで構築し、ローカル接続で連携。CMSサーバーからWebサーバーへローカル経由で静的HTMLファイルをアップロードする形を採用。
  • シンプルかつ高耐久な環境の構築
    WebサーバーはApache HTTPDを利用し、CMS要件に不要な要素を極力排除。
  • OSおよび証明書の管理
    Red Hat系のオープンソースOSを採用し、SSL証明書はLet’s Encryptを活用。証明書の自動更新を設定。
  • バックアップ体制の整備
    独自スクリプトを作成し、公開フォルダの定期バックアップを自動化。

4. 成果

  • 突発的なアクセス増加(通常時の数倍のトラフィック)にも問題なく耐えられる環境を実現。
  • VPSを活用することで、コストを抑えつつ最大限の処理能力を確保。
  • 適切なメンテナンスにより、安定した稼働を維持。

5. 担当範囲

  • サーバー構築およびメンテナンス全般
    ウェブサイト自体の制作は別の制作会社が担当し、サーバー関連の設計・構築・管理のみを担当。

6. 技術的ポイント

  • VPS同士をローカル接続で連携し、柔軟な運用を実現
    低コストで利用可能なVPSの利点を活かし、WebサーバーとCMSサーバーを分離。サーバー負荷を分散しつつ、運用コストを抑える構成を構築。
  • Let’s Encryptの自動更新設定
    一部更新時に問題が発生することもあったが、メンテナンスを継続することで安定運用を確保。

7. まとめ

本事例は、比較的シンプルなサーバー構築案件ですが、

  • 複数台のVPS構成
  • クラウドではなくVPSを活用した低コストな構成
  • 静的HTMLを配信するCMSの特性に合わせた設計
    といった要素を組み合わせることで、コストパフォーマンスの高い環境を構築しました。

このケースではVPSを活用しましたが、

  • CMSをレンタルサーバー上で運用し、Webサーバー側をクラウドストレージ(例:S3)と組み合わせて運用
  • より負荷がかかる場合にはオートスケール機能を持つクラウド環境で対応
    など、クライアントの要件に応じて柔軟な構成を取ることも可能です。

今回の事例のように、最適な技術選定と構成を行うことで、コストとパフォーマンスを両立する運用が可能となります。

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